2026年5月30日に、御代桜醸造株式会社にて開催いたしました『御代櫻 酒蔵開放2026 初夏の酒蔵で乾杯! ―ここでしか飲めない酒がある―』は、本当に多くの皆様にご来場いただき、無事盛況のうちに終了することができました。まずは、ご来場いただきましたすべての皆様に、六代目蔵元として心より御礼申し上げます。

当日は地元美濃加茂市をはじめ、岐阜県内外から本当に多くのお客様にお越しいただき、最終的には1,400名を超える皆様にご来場いただきました。酒蔵の建物内外に広がる皆様の笑顔、あちらこちらで交わされる乾杯の声、久しぶりに再会された方々の楽しそうな会話を目の当たりにし、私自身、何度も胸が熱くなる思いでした。
今回の酒蔵開放は、実に7年ぶりの開催となりました。
この7年間の間には、新型コロナウイルス感染症の流行をはじめ、社会環境や酒類業界を取り巻く状況も大きく変化しました。人が集い、同じ空間で語り合い、杯を交わし、笑顔を分かち合うことが当たり前ではなくなった時代を経験したからこそ、再び皆様を酒蔵にお迎えできたことに、私たちは特別な意味を感じています。
開催を決めてから当日を迎えるまで、期待と同時に大きな不安もありました。
「本当に多くの方に来ていただけるだろうか。」
「皆様に楽しんでいただけるだろうか。」
「7年という歳月を経ても、酒蔵開放を待ってくださる方はいるだろうか。」
そんな思いを抱えながら準備を進めてまいりました。
しかし、その不安は開場と同時に大きな喜びへと変わりました。

会場には開場前から多くのお客様がお並びくださり、この日のためにご用意した限定酒は販売開始から2時間を待たずに完売となりました。楽しみにお越しいただいたにもかかわらずご購入いただけなかった皆様には心よりお詫び申し上げます。一方で、多くの皆様がこの日のために足を運んでくださったことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
また、有料試飲コーナーには終日多くのお客様にお並びいただき、一時は30メートルを超える長い列ができるほどの賑わいとなりました。

蔵人が丹精込めて醸したお酒を、その場で味わっていただき、お客様から直接感想を伺える機会は私たちにとって何よりの励みです。
「美味しいですね。」
「また飲みたいです。」
「酒蔵まで来て良かった。」
そんなお言葉を数多くいただき、造り手としてこれほど嬉しいことはありませんでした。
お待たせしてしまった場面もあったかと思いますが、皆様が温かくご協力くださり、笑顔でイベントを楽しんでくださったことに深く感謝申し上げます。

私たちが造る日本酒は、決して酒蔵だけで完成するものではありません。
原料米を育ててくださる農家の皆様、資材や原材料を供給してくださるお取引先様、日頃から御代櫻・津島屋を取り扱ってくださる酒販店様や飲食店様、そして長年にわたり応援してくださるお客様。そのすべてのご縁が一本のお酒へとつながっています。
今回の酒蔵開放は、そのご縁への感謝を直接お伝えする場でもありました。
日頃より弊社商品をお取り扱いいただいておりますお取引先の皆様には、改めて深く感謝申し上げます。皆様のお力添えがなければ、御代櫻も津島屋も今日の姿はありません。日々支えていただいていることへの感謝を忘れることなく、今後もより良い酒造りに励んでまいります。

また、本イベントの開催にあたりましては、美濃加茂市をはじめとする行政関係者の皆様にも多大なるご支援とご協力を賜りました。様々な場面でお力添えをいただきましたことに厚く御礼申し上げます。
地域に根差した酒蔵として、このような機会を通じて多くの方々に地域の魅力を感じていただけたことを大変嬉しく思っております。
そして、会場を彩ってくださった出展者の皆様にも心より感謝申し上げます。それぞれが持つ魅力と情熱によって、酒蔵は単なる試飲会場ではなく、人と人とがつながり、地域の魅力に触れられる特別な空間となりました。多くのお客様から「食事も美味しかった」「また来たい」「一日中楽しめた」というお声をいただけたのも、出展者の皆様のお力添えがあってこそです。
さらに、準備段階から当日の設営、受付、誘導、販売、清掃、撤収まで支えてくれたスタッフや関係者の皆様にも深く感謝申し上げます。
イベント当日、お客様の目に見える部分はほんの一部です。その裏側では多くの人の努力と思いやりによって一日が支えられています。一人ひとりの力が集まったからこそ、この酒蔵開放を無事終えることができました。
創業以来、御代桜醸造は地域とともに歩みながら酒造りを続けてまいりました。酒蔵は単に酒を造る場所ではありません。地域の歴史や文化を受け継ぎ、人が集い、語り合い、新たなご縁が生まれる場所でもあります。今回の酒蔵開放を通じて改めて感じたのは、私たちが造っているのはお酒だけではなく、人と人とをつなぐ時間そのものなのかもしれないということです。皆様の笑顔、乾杯の声、久しぶりの再会を喜ぶ姿、初めて日本酒に触れてくださった方の驚きや感動。その一つひとつが、私たちにとってかけがえのない宝物となりました。
イベント終了後、静かになった酒蔵を歩きながら、再びこの景色を見ることができたことに深い感慨を覚えました。
7年前と同じようでいて、決して同じではない景色。
多くの困難を乗り越えながらも、再びこの場所に皆様をお迎えし、共に乾杯できたことへの感謝と喜びを、私はこれからも忘れることはないと思います。今回いただいた多くのご縁と温かいお言葉を胸に、これからもより良い酒造りに励み、地域に愛される酒蔵であり続けられるよう精進してまいります。
最後になりますが、ご来場いただきました皆様、ご協力いただきました地域の皆様、行政関係者の皆様、ご出展者の皆様、お取引先の皆様、そしてイベントを支えてくださったすべての皆様に、蔵元として心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
また皆様と酒蔵でお会いできます日を、心より楽しみにしております。
令和8年5月吉日
御代桜醸造株式会社
六代目蔵元 渡邉 博栄

