立春を過ぎましたが、まだまだ寒い日が続いていますね。
お酒造りは後半戦に入り、今朝も雪が舞う極寒の中で日本酒の仕込作業が行われました。
そして、本日は袋吊り(ふくろつり)の作業も行われました。
袋吊りとは、搾りの際に醪(もろみ)を袋に詰めた状態で吊るして、圧力を掛けずに自重で滴る酒だけを集める手法のことです。圧力を掛けないため雑味が出にくいですが、大変手間が掛かり酒の収量は極僅かと少なくなります。主に高級酒の搾りで行われる手法となります。袋吊りで搾られたお酒は、雫酒(しずくざけ)とも呼ばれていて、まるで芸術品のように取り扱われています。
今回、袋吊りした純米大吟醸は、岐阜県や全国の新酒鑑評会の出品酒になる予定です。
そして何より、蔵の皆で醸した新酒の誕生の瞬間は本当に嬉しいものです。
果たしてどんな味わいなのか、とても気になりますね!
袋吊りの一番最初に滴り落ちる荒走り(あらばしり)部分を動画でご紹介します。
薄にごりでとっても美味しそうですね♪
(御代桜醸造株式会社)